パンドラの箱 2010 11 7

書名 核がなくならない7つの理由
著者 春原 剛  新潮新書

 最初、この本を手にした時、
「核がなくならない理由が、7つもあるとは。
道理で、核廃絶どころか、世界は、核拡散の方向にある」と思いました。
 核がなくならない理由を目次から取り上げてみます。
(以下は、目次から引用)
・核があれば「大物扱い」される。
 同じ独裁国家でも、米国はミャンマーに厳しく北朝鮮に甘い。
 おかげで北朝鮮は「三つの成果」を引き出し、次は核拡散・・・・・
・絶対信用できない国が「隣」にあるから。
 イスラエル、印パ、イランは、いかに時代が変わろうと核を捨てない。
・核物質だけでなく、核研究者の流出を止める術も、また核以外に見つからない。
・クリーン・エネルギーを隠れ蓑にした核拡散。
 地球温暖化対策として、原子力発電を導入するアジアの国々。
(以上、引用)
 将来、懸念される事態とは、「核兵器の売買」でしょうか。
つまり、お金を出せば、核兵器が買えるということです。
「作りすぎて核兵器の安売り」という悪夢が・・・・・
 やはり、気になるのは、
「クリーン・エネルギーを隠れ蓑にした核拡散」と
「地球温暖化対策として、原子力発電を導入するアジアの国々」でしょうか。
 何しろ、国際社会において、
核があれば「大物扱い」されるという先例を北朝鮮が作りました。












































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